アメリカ生活情報 病気・緊急のとき|【AuPairLife by EXEO】

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病気・緊急のとき

アメリカは健康保険がないため、医療費が高いという話を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。「今まで大きな病気にかかったことがないから大丈夫」と考える方もいれば、「医療費が心配だ」と不安になる方も。オペア留学や語学留学を検討される方からも、その手の相談はとても多いです。
今回は、アメリカで病気になった時や緊急時についてお伝えいたします。大丈夫だと考えている方も、いざという時に慌てないためにもしっかりと目を通してください。

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■病気になるわけがない?

普段健康な方ほど、「アメリカオペア留学中に病気になったらどうしよう・・・」と、考えないものです。また、普通に病気をする方でも「風邪くらいなら市販の風邪薬でしのげるし」と考える方が多いもの・・・。ですが、皆様には子どものお世話が待っています。あなたの風邪が子どもにうつったら大変です。ホストファミリーに迷惑をかけないために、病院に行って早く体調を万全にしたいものですよね。高い医療費が怖いならば、大手ドラッグストアにある「コンビニエント・ケア」で診てもらうと言う方法も。病院よりも安価で診てもらえます。
また、子どもがもらってきた病気があなたにうつる可能性は高いです。風邪程度なら良いのですが、中には医者にかかる必要がある感染症もあるかもしれません。

■マスク事情

アメリカではマスクをするといった考え方は一般的ではないため奇異の目でみられることも。インフルエンザになっても、誰もマスクはしません。着用する際は、先にホストファミリーにしっかりとマスクの意味を説明し、理解してもらう必要があります。外に着けて行くと【重病の感染症患者で近寄ったら危ない】と周囲に誤解されてしまいますので、やめておきましょう。
ちなみに、花粉症予防について、日本人はマスクをする方法が一般的ですが、アメリカではマスクはしません。薬局で販売している市販薬で予防しているのです。

■歯医者に通う可能性も

虫歯の治療には日数がかかるものです。健康保険の効かないアメリカでは、何十万という想像以上に高い治療費がかかるもの。せっかくベビーシッターという仕事をこなしながら留学をしても、シッター代が医療費に消えてしまうのは辛いですよね。
オペア留学前に日本で虫歯を全部治療して、アメリカでは虫歯に気を付けて生活しましょう。

■予想外の病気・怪我

日本国内で過ごしている間は健康優良児でも、いざアメリカでオペア留学を開始したら、慣れない生活にストレスが溜まり、病気になってしまうこともあります。身体が重くて動かない、頭痛がひどくて市販薬が効かない、ストレスで突発性難聴になったなど、なにが起こるかわかりません。
また、上から物が落ちてきて怪我をしたり、階段の上から落ちて骨折してしまったり、交通事故に巻き込まれたり。不慮の事故にあう可能性だってあるのです。
病院に行く予定がなくても、病院に行かなくてはならない状況になり、膨大な医療費が発生することも。

■海外旅行保険

海外旅行保険は、海外での医療費を補てんしてくれます。損害保険会社で加入できますので、色々な資料を見比べてみてください。保険会社によって少しずつ内容が違いますので、自分の納得できる保障内容のものを選びましょう。
アメリカで病院を利用すると、驚くような治療費がかかります。病院によっては、先払いのところも。その際、病院に保険を伝えれば、後は保険会社とやり取りしてくれますので安心です。

■緊急の時

緊急の時のために覚えておいてください。アメリカでは救急車を呼ぶと費用がかかります。ハワイのホノルルなら5万円〜7万円、ロサンゼルスなら5万円程、ニューヨークなら3万円ほど。距離や処置によって、もっと高くなることも。
保険では、救急車利用料がカバーされているものもあれば、カバーされていないものもあります。ご加入の保険の内容をしっかりと理解しておくことが重要です。
また、救急車を呼ぶよりも、車で行く方が早かったということもよくあります。もちろん、命にかかわる場合はすぐに救急車を呼びましょう。

■アメリカの緊急連絡先

アメリカでは、救急車を呼ぶときも、警察も消防も、911にかけます。また、緊急を要しない場合は311、携帯電話からかける場合は112にかけます。
しかし、地方の一部ではこれらのサービスは利用できませんので、ホストファミリーに緊急連絡先を確認しておきましょう。 もちろん、緊急時にホストファミリーに連絡を取る事は必須ですが、そんな時に限って携帯電話が壊れて使えないケースも。携帯電話にホストファミリーの緊急連絡先を登録して安心するのではなく、手帳などにも書きつけておくといざという時も安心です。

■アメリカで病院に行く場合は

アメリカではホームドクター(かかりつけ医)がいることが一般的です。基本的には、内科・外科・皮膚科・耳鼻科などかかわらず、アメリカではまず緊急時以外はホームドクターに診てもらい、必要な時は専門医を紹介してもらいます。病院は、一部の診療を除き予約が必要です。予約する前に、保険会社のカスタマーセンターに問い合わせて、その病院で加入した保険が使えるか確認してください。また、初診時は記入する書類が多いため、予約時間よりも早目に行くようにしてください。ホームページで記入書類をダウンロードできる病院も増えていますので、記入したものを持って行くとスムーズです。
病院の雰囲気など相性があえば、そこをホームドクターに。相性があわなければ、次回は違うところを探してみましょう。